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数字の取れるファイターへ

もう一つ、亀田3兄弟ネタ。

昨日の試合のテレビ視聴率が関東の平均で3.8%だった。
時間帯で考えれば異例の快挙となるのだろう。


賛否は分かれても注目されている事実は数字に表れたことになる。

『数字が取れる=今後もテレビ出演は増える』

この背景には父親の「世界王者になってから人気が出ては遅い」が実を結んだ結果だろう。

正直、数年前まで同じ時間でボクシングを放映しても1%程度だったのだから、良くも悪くもボクシングが注目されていると解釈し、この数字は好意的に考えたい。




さて、亀田興毅の次戦は5月5日だが、大毅も同日にプロ3戦目を行なうことが発表された。
実に中2週間。
異例中の異例だが、これも亀田式なのだろう。

実戦の悪いイメージは実戦で払拭する。
言い訳のできない、絶対にKOで終わらせなければいけない試合を大毅はどう乗り越えるのか、注目である。

主役の興毅は、昨日のセコンドの様子からしても順調のようだ。
相手は世界ランク30位と「世界前哨戦」とは程遠い選手だが、ニカラグアの選手特有の粘りを過小評価してはいけないと思う。

最終目標は年内に世界王者になることで、興毅の対戦相手についても協栄ジムなりの計画があるのだろうから、楽しみにしている。



ふと思う。
試合の翌日に次の試合を発表し、2週間で調整する。
もしかしたら現在進行形でボクシングの常識が変わる節目に立ち会っているのかもしれない。

今の「亀田3兄弟」は数十年後のボクシング史にどのような形で刻まれているのだろうかと考える。

歴史の中に消えている可能性も否定できない。
しかし、長くボクシングを見てきたが、今この時間を共有できることはとてつもなく恵まれているような気がする。



5月5日、こどもの日。
興毅は世界への最終関門をどのような形であけるのか。
大毅は昨日の悪いイメージを回復できるのか。


そしてメインではないが歌うのか。
ゴールデンウィークにゴールドのマイク。
2人ともKO勝ちなら試合後は兄弟で熱唱するかも…。

ファンサービスを大切にし、魅せるボクサーとして売り込まれてる兄弟なだけに、あながち冗談では済まされないかもしれない。




いずれにせよ、リングの上は実力社会。

勝てばいいのだ。

今から2人の試合が楽しみである。
by jj-akira | 2006-04-18 18:53 | 亀田3兄弟


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